越境ECの成功事例まとめ|コスメ・食品・BtoBまで学べる海外展開のヒント

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近年、国内市場の縮小や消費者ニーズの多様化を背景に、海外へ販路を広げる 越境EC(Cross-border E-commerce) が注目を集めています。AmazonやShopifyといったプラットフォームの普及により、中小企業や個人事業主でも手軽に海外販売を始められるようになり、参入障壁は大きく下がりました。

一方で、越境ECは「出せば売れる」という単純なものではありません。言語・通貨・決済・物流といった壁をどう乗り越えるかが成否を分けます。そのため、実際に成果を上げた事例から学ぶことは非常に重要です。

成功事例を知ることで、

  • どんな商品が海外市場で受け入れられやすいのか
  • どんな販売手法が効果的なのか
  • どんな準備や仕組みが必要なのか

といったポイントが見えてきます。本記事では、越境ECの具体的な成功事例を紹介しながら、共通する要素や学びを整理していきます。

*この記事は「韓国越境EC完全ガイド」の一部です。全体像を知りたい方は、こちらをご覧ください。

目次

コスメ・日用品の成功事例(DOKODEMO)

背景
日本国内の市場が縮小する中で、コスメやサプリメントといった「日本発の高品質商品」を求める海外需要は拡大していました。しかし、言語・決済・物流・関税といったハードルが高く、メーカー単独では海外展開が難しい状況でした。

施策
ECプラットフォーム「dokodemo」は、

  • 多言語対応サイトの構築
  • クレジットカードだけでなく海外電子決済への対応
  • 国際配送・関税処理を一元管理

といった仕組みを整備。中小企業や個人ブランドでも、世界150以上の国と地域に商品を販売できる環境を提供しました。

結果

  • 日本のコスメや健康食品が海外消費者の間で人気化
  • アジアや欧米のユーザーから注文が増加
  • 「日本商品を買いたいけど入手できなかった」というニーズに応えることで、リピーター顧客を多数獲得

学び
越境ECの成功には「多言語・決済・物流」という3大障壁をまとめて解決できる仕組みが不可欠。dokodemoは、そのプラットフォーム提供によって参入障壁を下げ、多くのブランドを海外展開へとつなげた代表例です。

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食品・カルチャー商品の成功事例(Sugoi Mart)

背景
世界的なアニメブームや日本文化への関心が高まる中で、海外の消費者は「現地では手に入りにくい日本商品」を求めていました。特にお菓子、キャラクターグッズ、カプセルトイといった「日常+サブカル」商品への需要が強かったのです。

施策
「Sugoi Mart」は、

  • 日本限定のお菓子や飲料、雑貨をラインナップ
  • 英語ベースのECサイトを構築し、海外ユーザーが利用しやすいUIを整備
  • 国際配送をシンプルに設計し、海外消費者が安心して購入できる仕組みを構築
  • サブスクリプション型「ミステリーボックス」でファンを囲い込み

といったユニークなアプローチを展開しました。

結果

  • 日本文化を体験したい海外ユーザーを中心に人気が拡大
  • 「開封動画」や「レビュー投稿」がSNSで拡散され、自然な集客を実現
  • サブスク型商品がリピート購入を促進し、LTVを大幅に向上

学び
単なる商品販売ではなく、「日本文化を届ける体験」に変換することでファンを獲得。特にサブスクリプションやSNS映えする商品戦略が、越境EC成功の大きな鍵になった事例です。

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文房具・雑貨の越境EC成功例(Bungu Store)

背景
韓国や欧米を中心に「日本の文房具=高品質でデザイン性が高い」という評価は根強く、現地では入手が難しいため、海外ファンからの需要が高まっていました。

施策
「Bungu Store」は、

  • 海外ユーザー向けに英語サイトを構築
  • ノート、ペン、収納用品など幅広い文房具をラインナップ
  • 国際配送を標準化し、海外からも購入しやすい仕組みを整備
  • InstagramやYouTubeで“開封レビュー”を発信し、ブランド体験を強化

結果

  • 日本の文房具ファン層を中心にリピーターを獲得
  • 「使ってみた」レビューがSNSで拡散し、自然流入が増加
  • niche市場ながら安定した売上基盤を構築

学び
文房具や雑貨のように 「品質+デザイン+日常で使える」商品 は越境ECとの相性が良く、海外ファンのコミュニティを形成しやすいジャンル。SNSレビューと組み合わせることで、安定的に支持を集められる好例です。

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伝統・文化を活かした越境EC成功事例(JINEN STORE)

背景
海外では、単なるオーガニックや健康志向だけでなく、日本独自の伝統や文化に根ざした商品への関心が高まっています。和食や自然素材、伝統製法でつくられた食品や日用品は「日本らしさ」そのものとして認識され、ストーリー性のある商品として支持されやすいジャンルです。

施策
「JINEN STORE」は、

  • 日本の伝統食材や自然素材を活かしたスキンケア商品をラインナップ
  • 英語対応のECサイトを整備し、文化的背景や商品のストーリーを発信
  • 国際配送や多通貨決済を導入し、海外ユーザーが安心して購入できる環境を整備
  • SNSやブログで「日本の暮らし」「伝統的な知恵」をテーマにコンテンツを発信

結果

  • 単なる商品の販売にとどまらず、文化体験としての消費を海外ユーザーに提供
  • 「伝統」「自然」「持続可能性」といったキーワードが共感を呼び、ファン層を拡大
  • 日本文化への憧れやライフスタイル志向と結びつけることで、長期的なブランド支持を獲得

学び
越境ECでは、ただ「モノ」を売るのではなく、文化や伝統をパッケージ化して伝えることが大きな価値につながります。とくに日本の商品は「歴史」「職人技」「自然との調和」といった背景を伝えることで、海外市場での差別化を実現できます。

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成功事例から見える越境ECの成功要素

ここまで紹介した事例(DOKODEMO / Sugoi Mart / Bungu Store / JINEN STORE)からは、越境ECを成功させるためのいくつかの共通点が浮かび上がります。

1. 商品選定は「強み×市場ニーズ」の掛け合わせ

  • DOKODEMOは「日本商品全般」
  • Sugoi Martは「食品・カルチャー」
  • Bungu Storeは「文房具・雑貨」
  • JINEN STOREは「伝統・文化」
    いずれも、自社の強みや日本らしさを明確にし、それを海外市場の需要に結びつけています。

2. 多言語対応と決済・配送の整備

全ての事例で、英語サイトや多通貨決済、国際配送の整備が行われています。
「欲しい」と思った瞬間に、海外ユーザーがスムーズに購入できる仕組みを整えることが欠かせません。

3. ストーリーや体験を届けるコンテンツ戦略

単なる商品説明ではなく、SNS・ブログ・動画を通じて文化やストーリーを発信しています。
海外ユーザーは「モノ」そのもの以上に、「なぜその商品を選ぶべきか」という背景や物語に価値を見出しています。

4. ファンを育てる仕組みづくり

レビュー施策やSNSでの継続発信によって、リピーターやファン層を獲得。
越境ECでは「一度の購入」ではなく、「繰り返し買いたくなる体験」を提供できるかが重要です。

越境ECの成功は、「商品力」だけではなく ローカライズ × 文化発信 × 顧客体験設計 によって生まれます。
これらを総合的に設計できるかどうかが、中長期で成果を出す最大のカギです。

まとめ

越境ECの成功事例を振り返ると、共通して「商品力 × ローカライズ × 文化発信」がポイントであることがわかります。
単に商品を並べるだけではなく、海外のユーザーにどう届け、どう体験してもらうかを意識した戦略が成果につながります。

これから越境ECを始めたい方にとって、成功事例はヒントの宝庫です。自社の商品やサービスにどう応用できるかを考えながら取り組むことで、着実に成果につなげられるでしょう。

越境ECに挑戦したい方へ

私たちも、これまでにさまざまな越境ECのプロジェクトに携わってきました。
「海外販売を始めたいけど、どこから手をつければいいかわからない」
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そんな方は、まずは無料相談で気軽にご相談ください。
一緒に最適な戦略を考えていきましょう。

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